京田政春(きょうでん まさはる)
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- 高岡銅器
号は 政春。
昭和51年 高岡市伝統工芸優秀技術者
昭和58年 伝統工芸士に認定
平成元年 第11回日本新工芸展 初入選
第21回日展入選
平成2年 第12回日本新工芸展入選
平成3年 第13回日本新工芸展入選
平成11年 高岡市伝統工芸産業技術保持者に指定
平成13年 高岡銅器後継者育成講師
平成15年 第6回日本伝統工芸士作品展入賞
平成18年 第9回日本伝統工芸士会作品展入賞
平成19年 伝統的工芸品産業功労者 褒章受賞
平成20年 富山県功労者表彰
平成25年 瑞宝単光章受章
平成27年 高岡市民功労者表彰
高岡銅器後継者育成講師
私の作品づくりは、モチーフを考えるところから始まります。
全体を構成する下図を描き、粘土で形を整え、それを石膏取りして原型を作ります。鋳造の段階では、溶 解した鋼の中に5~10%の銀を入れて製品にすることもあります。
続いて、繊細が要求される仕上げの工程となります。ヤスリ、鏨(たがね)、銑(せん)で鋳肌を削ったり、彫ったり、更に鏨で叩いたりして仕上げます。顔が映るくらいに磨いていく場合もあります。模様を表現するのに金、銀、赤銅、水晶、メノウ、トルコ石などを高肉象嵌(たかにくぞうがん)、平象嵌(ひらぞうがん)という技法を用いたりもします。
最後の着色工程は、煮色が大部分ですが、青銅色や鉄色を着けることもあります。
作品づくりにおいては見る人の心に残り、あるいは家に飾っておきたくなるような、温かみのある「ものづくり」を心がけています。